サイトエンジンは10月18日、企業の意思決定関与者を対象にした、SaaSユーザーの課題と導入の際の情報収集手段に関する調査結果を発表した。これによると、導入の決め手は機能との回答が最も多く、機能を使いこなせていない企業が4割近くに上る。
同調査は同社が10月7日に、企業SaaSの導入・選定の意思決定関与者421人を対象にインターネットで実施したもの。
SaaSの用途を尋ねたところ、財務・会計が38.2%と最多であり、コラボレーションが38.0%とほぼ同じ割合だった。営業・顧客管理が32.5%でこれらに続く。
SaaSをどのSNSで知ったかを聞くと、YouTube(65.8%)、Instagram(62.5%)、Twitter(60.5%)が上位3件だった。
SaaSを導入した主な決め手では、機能が56.1%と最も多い。以下、価格(39.2%)、既存システムとの連携(30.6%)が続く。
SaaS導入後に感じている課題を聞いたところ、「機能を使いこなせていない」が39.4%で最多だった。以下、「ツールを使える社員とそうでない社員の差がある」(33.0%)、「部署をまたいだ運用がしにくい」(23.5%)が続く。