増加の一途を辿るデータ。13年前にフラッシュのみを手がける新鋭ベンダーとして登場した米Pure Storage(ピュア・ストレージ)は、ディスクからフラッシュへという改革だけではなく、サービスモデルでも先進的な取り組みを進めてきた。会長兼CEOとして、同社を率いるチャールズ・ジャンカルロ氏は、現在、そして今後のストレージ市場をどう見ているのか?製品戦略から競合まで、さまざまな話を伺った。

  • 米Pure Storage 会長兼CEOのチャールズ・ジャンカルロ氏

    米Pure Storage 会長兼CEOのチャールズ・ジャンカルロ氏

今後5年でセカンダリストレージのフラッシュへの移行が進む

--今年は第1・第2四半期ともに好調です。成長の要因はどこにあるのですか?また、オールフラッシュ市場をどのように見ていますか?

ジャンカルロ氏(以下、敬称略):第1四半期は、米国企業の中でサプライチェーンに懸念を感じて早期にオーダーする企業があり、その納入があったことから好調でした。

そのような特需を除いても、30%程度で成長しました。米国はもちろん、それ以外の国でも成長しています。

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