Ridgelinezは10月18日、メタバースの事業開発を企画から実証実験まで支援する「メタバース事業開発支援サービス」を提供開始すると発表した。
「メタバース事業開発支援サービス」は、同社の都市開発・デジタル技術に関する専門コンサルタントが、バーチャル空間と現実空間双方から、メタバース活用による事業構想と新たな顧客価値創出を包括的に支援するもの。
バーチャル空間と現実空間が折り重なる部分(メタコミュニケーション)に着目し、従来の通信などのコミュニケーションや情報をアップデート。5G/6G通信やVR、ARなどの実現により、単なるテキストや動画の伝達から体験や感情といった非言語の領域を共有することが可能だとしている。
サービスメニューは、メタバースの活用に関する実践的アプローチを提供する「メタコミュニケーションサービス」、デジタルで自主性、主体性を支える都市・空間デザインの「アーバンデザイン」、ブロックチェーンをベースにした新しいエコシステムを構築する「Web3プラットフォーム」、データサイエンスを活用し、潜在的な志向とニーズのマッチングを提供する「ワークオンデマンド」を用意。
複数領域をまたがるサービスを提供することで、Web3時代の到来により引き起こされる事業環境の大きな変化を総合的に捉えた支援が可能だということだ。
同社は今後、本社内に実証環境を整備し、端末やVR・ARのテスト環境を提供する予定だという。また、アカデミアや海外を含む技術パートナー企業とのパートナーシップの締結を推進することで、多分野における学術研究に基づいた知見や、先端的な機器を活用したサービスを提供していく構えだ。