NECは10月17日、英Global Marine Systemsと約4年間にわたる光海底ケーブル敷設船のチャーター契約を締結したと発表した。

チャーターする海底ケーブル敷設船の船名は「Normand Clipper(ノーマンドクリッパー)」で、チャーター期間は2022年9月~2026年5月となる。ケーブル積載量は5000トンとなり、一般的なケーブル構成で約7000キロメートルの積載が可能だという。

  • NECが長期チャーターする光海底ケーブル敷設船「Normand Clipper」

    NECが長期チャーターする光海底ケーブル敷設船「Normand Clipper」

NECはこれまで、海底ケーブルシステム事業の下、海底ケーブル・海底中継器・陸上の端局装置などの製造、海洋調査とルート設計、据付・敷設、訓練から引渡試験などを行ってきた。

従来はプロジェクトごとに海底ケーブル敷設船を調達してきたが、5G普及や各国のデータセンター間でのデータ通信量の増大と、それによる海底ケーブルの敷設需要の拡大に対応するため、今回初めて専用で使用できる敷設船の長期チャーターを実施する。