PostgreSQLグローバルデベロップメントグループは10月13日(現地時間)、リレーショナルデータベースシステムPostgreSQLの最新版となる「PostgreSQL 15」をリリースした。この最新版では、ソートアルゴリズムが改善されてソートのパフォーマンスが大幅に向上したこと、先行書き込みログ(WAL)ファイルに対してZstandard (zstd) 圧縮がサポートされたこと、論理レプリケーション機能が拡張されたことなど、数多くの機能改善が行われている。

PostgreSQL 15における変更点については、次のリリースノートにまとめられている。

  • PostgreSQL 15リリース

    PostgreSQL 15リリース

主な改善ポイントとしては、以下を挙げることができる。

  • ソートのアルゴリズムの改善によるパフォーマンス向上
  • WALファイルにおけるZstandard(zstd)圧縮サポート
  • ウィンドウ関数の性能改善
  • NOT IN句の改善
  • SQL標準のMERGEコマンドのサポート
  • 新しい正規表現関数の追加
  • 多重範囲型への集約関数の追加
  • 論理レプリケーション機能の拡張
  • JSON形式でログを出力するJSONLOGのサポート

PostgreSQL 15は次のページよりWindows版、Linux版、macOS版、BSD版、そしてSolaris版と、ソースコードをダウンロードすることができる。