ROBOT PAYMENTとエルテスは10月13日、企業向けのメタバース空間において、特定の仮想通貨やブロックチェーンには依存しないマルチペイメントサービス「メタペイWallet」の実証実験を共同で開始することを発表した。
同実証実験では、ROBOT PAYMENTがメタバース内で利用可能なウォレット型のマルチペイメントサービスを構築する。引越しにともなう電気・ガス・水道などのライフライン系から、金融機関や自治体への転出・転入届けの提出まで、行政系の手続きはすべてオンラインかつワンストップで完結できるメタシティ構想を持つエルテスのシステムに連携し、それらに伴う一連の流通経路における決済取引をクレジットカード決済を活用して行うことを検証する予定だ。
メタバース上での決済にあたっては特定の仮想通貨を前提としたものが多く、また価格の変動や安全性が確立されていない。企業や自治体のサービスを享受する幅広いユーザーが容易に取引するにはまだまだ障壁があるという。
ROBOT PAYMENTは今回の取り組みで、メタバース上およびスマートシティにおける取引を安全に提供することで、メタバース活用の普及につなげていく考えだ。