レバテックが10月6日に発表したアンケート調査結果「地方での副業編(後編)」によると、地方副業を行うエンジニアの約4割が月に1~2回程度現地へ訪問しており、また約7割が地方での副業に満足しているという。
同調査は同社が7月27日~29日にかけて、副業を行う都内在住のエンジニア300人を対象にWebアンケート形式で実施したものであり、有効回答者数は300人。
地方の副業案件先にどの程度の頻度で足を運んでいるか尋ねると、月に1~2回程度が41.0%で最多だった。一方で、「一度も足を運んだことがない」が14.3%あった。
これについて同社は、地方の副業案件ではHP制作が多く必ずしも足を運ぶ必要が無いこと、またWeb会議などのオンライン・ツールが普及していることが背景にあるのではと推測する。
地方での副業における満足度を聞いたところ、計76.2%が満足と回答した。
地方副業への参画でプラス/マイナスいずれのギャップを強く感じたか質問すると、59.0%がプラスと回答している。
プラスのギャップの内容を見たところ、「意見が通りやすかった」が29.0%と最多であり、「案件単価が高かった」が22.6%で続く。
マイナスのギャップでは、「案件単価が安かった」と「想像していた案件とちがった」がいずれも26.7%で最も多い。
地方副業を行う前のイメージと実際に働いてみた期待値のギャップを聞くと、計61.6%が「期待を上回った」と回答した。
引き続き地方での副業を続けたいかとの質問には、94.3%が続けたいと回答している。
今回の調査結果について同社は、地方案件に興味があるITエンジニア/クリエイターが多い一方で、単価の印象や案件情報の露出度が低いため、満足度が高い地方案件への参画機会損失が生じている実態が見受けられたという。
加えて、副業での案件を積極的に供給することで、地方企業は必要とする人材を安価で雇えると同時に、人手不足の解消にもつながると提言している。