Microsoftは10月11日(現地時間)、Windows 11 バージョン22H2(Windows 11 2022 Update)向けのセキュリティ更新プログラム「KB5018427」をリリースした。この更新プログラムには、2022年9月30日にプレビューリリースされたKB5017389における修正内容が含まれているほか、Windows内部のOS機能に関するさまざまなセキュリティ機能の強化が行われている。
KB5018427における変更点は、次のリリースノートにまとめられている。
リリースノートには「この更新プログラムには、内部の OS 機能に関するさまざまなセキュリティ機能の強化が含まれています。」とだけ記載されており、具体的な修正内容については説明されていない。ただしKB5018427には、セキュリティ機能のアップデートに加えて、Microsoftが2022年9月30日にリリースしたプレビュー版の更新プログラム「KB5017389」における修正内容も含まれているという。
KB5017389には、Microsoft Storeの更新が失敗する問題や、Microsoft EdgeにおけるIEモードに関する問題など、多くの既知の問題に対する修正が含まれている。変更内容の全リストは次のリリースページに掲載されている。
KB5017389で既知の問題として報告されている大きなファイルでコピーの速度が低下する問題、プロビジョニングパッケージが正常に動作しない問題については、今回リリースされたKB5018427でも解決されていない。
KB5018427は自動更新の対象となるセキュリティ更新プログラムであるため、Windows Updateから自動でダウンロードおよびインストールが実行される。Windows UpdateやMicrosoft Updateカタログから手動でインストールすることもできる。