日立社会情報サービスは10月12日、本人確認用に顔認証を容易に組み込める「FaceViTAL(フェースバイタル)」の機能強化を行い、同日より発売した。

  • FaceViTALをアプリケーションなどに組み込んだ活用例

    FaceViTALをアプリケーションなどに組み込んだ活用例

「FaceViTAL」はこれまで、顔認証のデータベース登録時にマスクをしていない場合に、マスク着用時の認証精度が落ちてしまう課題があったが、今回の機能強化によりマスク着用時の認証精度が向上した。

また、従来、PCやタブレットへ顔認証を導入する際にFaceViTALライブラリで自由に組み込める一方で、APIの処理手順に考慮が必要となっていた。今回、従来のライブラリに加え、組み込みを容易にするためのインターフェースを新たに開発したことで、顔認証をスムーズに導入できるようになっている。

営業用のモバイルPCやタブレットへの組み込みを想定した「FaceViTAL SDK for Windows」について、既存アプリケーションなどへの組み込みに必要な「開発ライセンス」(組み込みに必要な開発を行うライセンス)、およびサーバー側とユーザー側の「利用ライセンス」を提供する。

価格は、開発ライセンスが2,000,000円、利用ライセンスは5,000台までが月額1台400円、10,000台までは月額1台160円、10,001台以上は月額1台80円(価格はいずれも税別)。