米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は10月11日(米国時間)、「Adobe Releases Security Updates for Multiple Products|CISA」において、Adobeの複数製品に複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

  • Security update available for Adobe Acrobat and Reader|APSB22-46

    Security update available for Adobe Acrobat and Reader | APSB22-46

脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • ColdFusion 2018 Update 14およびこれより前のバージョン
  • ColdFusion 2021 Update 4およびこれより前のバージョン
  • Acrobat DC 22.002.20212およびこれより前のバージョン (Windows版、macOS版)
  • Acrobat Reader DC 22.002.20212およびこれより前のバージョン (Windows版、macOS版)
  • Acrobat 2020 20.005.30381およびこれより前のバージョン (Windows版、macOS版)
  • Acrobat Reader 2020 20.005.30381およびこれより前のバージョン (Windows版、macOS版)
  • Adobe Commerce 2.4.4-p1およびこれより前のバージョン
  • Adobe Commerce 2.4.5およびこれより前のバージョン
  • Magento Open Source 2.4.4-p1およびこれより前のバージョン
  • Magento Open Source 2.4.5およびこれより前のバージョン
  • Adobe Dimension 3.4.5およびこれより前のバージョン (Windows版、macOS版)

脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • ColdFusion 2018 Update 15
  • ColdFusion 2021 Update 5
  • Acrobat DC 22.003.20258 (Windows版、macOS版)
  • Acrobat Reader DC 22.003.20258 (Windows版、macOS版)
  • Acrobat 2020 20.005.30407 (Windows版、macOS版)
  • Acrobat Reader 2020 20.005.30407 (Windows版、macOS版)
  • Adobe Commerce 2.4.5-p1
  • Adobe Commerce 2.4.4-p2
  • Magento Open Source 2.4.5-p1
  • Magento Open Source 2.4.4-p2
  • Adobe Dimension 3.4.6 (Windows版、macOS版)

今回、深刻度が緊急(Critical)の脆弱性が17個、深刻度が重要(Important)の脆弱性が10個報告されている。CISAは、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。