NTTデータは10月12日、プロセス指向データドリブン経営を実現・支援するコンサルティングサービスを提供開始すると発表した。

従来のデータドリブン経営がトランザクションデータ（実行結果）を主なインプットとしてきたのに対し、プロセス指向データドリブン経営は、さらにその過程の記録を含む業務オペレーションのプロセスデータを活用するものだという。

社内のあらゆる業務オペレーションの流れを可視化し、これまで見過ごしてきたボトルネックの発見、さらにリアルタイムでの逸脱検知による速やかな是正を可能とすることで、企業の生産性を向上できるとしている。

同サービスは、パートナー契約を締結したCelonisと共に提供される。Celonisは、プロセスマイニング技術、業務アプリケーションとの業務自動化機能を搭載した業務実行管理（Celonis Execution Management System）のプラットフォームを提供する。

同サービスは、プロセス指向データドリブン経営の実現に向けた現状アセスメントからロードマップ策定、ソリューション導入、活用定着支援までをエンド・ツー・エンドで支援する。

  • 「プロセス指向データドリブン経営」のコンサルティングサービスの全体像

同サービスのソリューション・アーキテクチャは「データ蓄積」「可視化＆分析」「業務改善」に分かれている。

「データ蓄積」においては、ServiceNowを活用し、柔軟かつ低コストでの業務オペレーションのデジタル化を実現する。

「可視化＆分析」においては、Celonisを活用して蓄積されたデータをもとに社内のさまざまな業務オペレーションをリアルタイムで可視化し、継続的に改善し続ける状態を実現する。

「業務改善」においては、UiPathやWorkatoなどを活用して、改善施策の立案と・実行を進める。