アイリスオーヤマは10月12日、福島県郡山市とエアソリューション事業に関する実証実験を行うことを決定し、協定を締結したことを発表した。

  • 締結式の様子

    締結式の様子(左:福島県郡山市長 品川萬里氏 右:アイリスオーヤマ 執行役員 BtoB事業グループ メーカー本部 本部長 本所翔平氏)

両者は、新型コロナウイルス感染防止対策として、人が安心して集まれる空間を実現するエアソリューション事業の実証実験を行う予定だ。室内の空間全体と物体表面の双方の除菌に効果を持つ「PlasmaGuard PRO アイリスエディション」を郡山市内の公共施設に導入し、その効果を測定・検証するという。

PlasmaGuard PRO アイリスエディションは、独自の低温プラズマ技術で発生するイオンにより空間内のウイルスを除菌する大規模空気清浄化技術だ。既存の空調ダクトに取り付けて使用できる。また、空気中に浮遊している菌やウイルスなどの微粒子を測定し、データを数値化して確認できるため、空気清浄効果を迅速に確認できる。

今回の実証実験においては、最初の導入先として「郡山市こども総合支援センター(ニコニコこども館)」と「郡山市中央図書館」の2カ所にPlasmaGuard PRO アイリスエディションの置型可搬タイプを試験導入し、施設内のイオンの放出状況を測定、室内の床面や机上面でのふき取り検査を実施し、菌の抑制効果の実証測定を行う。新型コロナウイルスワクチン接種率が低い子どもたちの感染を予防し、安心して利用できる環境づくりを目指すとのことだ。