ナイルは10月12日、全国のデジタルマーケティング従事者332名を対象に実施した、アクセス解析ツール「Google アナリティクス 4プロパティ(GA4)」の使用感に関するアンケート調査の結果を発表した。
Googleは2023年7月1日以降、標準のユニバーサル アナリティクス プロパティでデータが処理されなくなるとして、Google アナリティクス 4への切り替えを呼び掛けている。そのため、Google アナリティクス 4の注目度が高まっている。
GA4の利用状況を聞いた質問では、約6割がGA4を「利用している」と回答。しかしその一方で、20.8%の人が「以前、利用していたが、現在は利用していない」ことが判明したという。
利用をやめた理由は、「難しいから」が68.1%で最も多く、これに「必要なくなったから(31.9%)」、「使い方がわからないから(8.7%)」、「別のツールへ移行したから(2.9%)」との回答が続いている。「難しい」「使い方がわからない」という声も多く上がっているGA4だが、その使い心地については、約8割が「使いやすい」と回答している。
GA4の利用目的は、43.1%が「流入数、CV観測のため」と回答しており、次いで、40%が「流入数、CV観測に加えて、流入経路やランディングページ観測のため」と回答し、ほぼ同数という結果に。一方で、「流入数、CVの観測」「流入経路やランディングページ観測」に加えて、「施策出しの材料として利用するため」と回答したのは、全体の1割程度に留まる結果になっているという。