TISインテックグループのTISは10月11日、経費精算クラウドサービス「Spendia」について、AI-OCR(Optical Character Recognition/Reader:光学文字認識)による読み取り機能と、インフォマートの請求書クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 請求書」のデータの取り込み機能を実装し、請求書支払機能を強化したことを発表した。
SpendiaはTISが日本の制度や商習慣に合わせて開発した経費精算クラウドサービス。SaaS(Software as a Service)モデルでありながら、各企業の要件に対応する機能と柔軟性を持ち、スマホアプリから経費精算を完了できる特長がある。
今回の機能強化でAI-OCR読み取りによる請求書の読み込み機能を加えたことで、アップロードした請求書画像ファイルの情報を読み取り、その結果を反映した請求書精算伝票を作成できるようになった。読み取り可能な請求書形式はPDF、JPEG、PNG、TIFF。AI-OCR読み取り機能の利用料は、Spendiaの基本利用料金に加えて月額2万円から(税抜き)。
また、請求書クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 請求書」とのAPI(Application Programming Interface)連携によって、請求書データの取り込みが可能になった。抽出条件はテナントごとに設定可能で、取り込んだ請求書データを一覧から選択し精算伝票へデータ導入し、伝票を自動で作成可能だ。手入力の手間を排除し、申請者の入力負荷軽減や入力スピードの向上を目指したとのこと。手入力による転記ミスがなくなり、経理部門のチェック作業負荷なども見込めるとしている。