NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は10月11日、ワークスペースの検索・予約サービス「droppin」(ドロッピン)において、オフィスの余剰スペースを社員以外の特定のユーザーが検索・予約・チェックイン・チェックアウトできる機能を、同日より提供開始すると発表した。同機能の有効性を検証する実証実験を、フロンティアコンサルティングと共同で実施することもあわせて発表した。
同機能は、オフィスの余剰スペースを特定のユーザーに開放し、適切なワークスペースを提供することで、コラボレーションの機会創出に貢献することを目的としたもの。余剰スペースを提供する企業は、特定のユーザーにワークスペースを提供することで、雑談や立ち話などコラボレーションの機会創出につながるとしている。また、ユーザーは利用したいワークスペースの検索・予約・チェックイン・チェックアウトを同機能によりワンストップで行えるということだ。
利用料金は、ワークスペースの提供元・ユーザーともに無料。利用するにはワークスペースの提供元・ユーザーともに、こちらのWebサイトから申し込む。
また、同機能の有効性を検証する実証実験を、働き方の実証実験プラットフォーム「Work Mock」を提供するフロンティアコンサルティングと共同で10月より実施する。5社の企業が参画し、各社の余剰スペースを相互に活用することで、コラボレーション創出に寄与する特定のユーザーとの雑談回数の測定や同機能の利便性などを調査するということだ。
今後は、NTT横浜西ビルの一部スペースを活用し、同機能を活用したNTT Com社員のサテライトオフィス利用促進に関する実証実験を予定しているという。また、自社オフィスの在り方について問題意識を持つ顧客向けにコンサルティングサービスを提供予定だとしている。