TIOBE Softwareから、2022年10月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。

2022年10月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Python 17.08%
2 C 15.21%
3 Java 12.84%
4 C++ 9.92%
5 C# 4.42%
6 Visual Basic 3.95%
7 JavaScript 2.74%
8 Assembly language 2.39%
9 PHP 2.04%
10 SQL 1.78%
11 Go 1.27%
12 R 1.22%
13 Objective-C 1.21%
14 MATLAB 1.18%
15 Swift 1.05%
16 Ruby 0.88%
17 Classic Visual Basic 0.87%
18 Delphi/Object Pascal 0.85%
19 Fortran 0.79%
20 Rust 0.70%
  • 10月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

    10月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

  • 10月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

    10月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

TIOBE Softwareは、上位4言語であるPython、C、Java、C++の昨年の市場シェアが40%であり、これが今年は55%に到達している点を指摘。この4つの言語は長期にわたって上位4言語であり、ほかの言語よりもはるかに人気があること、そしてその差が拡大しているように見えると説明している。この4つの言語に関しては競争の余地があまりないという分析を行っている。

Javaの主な競争相手はC#だとされているが、C#はインデックス値を失いつつある。Pythonは特定の分野でRとRubyが競争相手となるが安定傾向。C/C++に関しては小さい競争相手ではあるものの、Rustがトップ20位入りしつつ史上最高のシェアを獲得したことが言及されている。GoogleがAndroidの低レベル部分をRust言語でプログラミングしはじめており、今後Rustが伸びる可能性があることが示唆されている。