米Googleは10月7日、千葉県印西市に日本初となるデータセンターを2023年に開設すると同社のブログで明らかにした。
新たなデータセンターの開設により、日本のユーザーは同社のツールやサービスに迅速かつ確実にアクセスできるようになり、経済活動や雇用を促進し、日本を世界のデジタル経済圏につなげることができるという。
千葉県でのデータセンター開設は、昨年から2024年まで続く総額1000億円にのぼるインフラ投資の一部。これには、今年4月に発表した2023年に開通予定のカナダと日本を結ぶ海底光ファイバーケーブル「Topaz」も含まれる。同ケーブルは日本とカナダ西海岸を結ぶ初の光ファイバーケーブルとなる。
東京と大阪にある既存のGoogle Cloud Platformリージョンは、日本の企業向けにストレージとサービスを提供している。
また、市場調査会社である英Analysys Mason(アナリシスメイソン)の調査によると、これまでの日本におけるGoogleのネットワークインフラ投資により、2022年から2026年の間にGDPで40兆円超増加する可能性があるとされている。
10月7日に日本で開催された「Google Pixel Watch」の発表イベントに、米Google 兼 Alphabet CEOのスンダ―・ピチャイ(Sundar Pichai)氏が来日し、サプライズで登場。
また、岸田文雄総理大臣を表敬訪問し、日本におけるインフラへの投資やデジタルトレーニングの提供、パートナー・非営利団体への支援を拡大することを直接伝えたという。