テックドクターは10月7日、損害保険ジャパン(損保ジャパン)と共に、トヨタ自動車の協力の下でドライバー事故防止を目的とした実証実験を開始したことを発表した。テックドクターが提供する「SelfDoc.(セルフドック)」を使って日常の健康状態を可視化することで、ドライバーの健康意識や事故リスクへの影響を検証する。
SelfDoc.は、ウェアラブルデータを活用したヘルスケアソリューション。デバイスから取得したデータを基に心身の調子を可視化し、「働きながら健康ケア」のサポートを目的とする。
今回の実証では、Fitbitが提供する「Fitbit Inspire2」「Fitbit Charge5」およびAPI(Application Programming Interface)を活用して、心拍数や睡眠、活動量などのデータを取得する。SelfDoc.ではそれらのデータから運動や睡眠に関するメトリクスを算出し、レポートとして提供するとのことだ。
レポート結果を通じて、ドライバーの健康意識や行動変容、実際の事故リスクにどのような影響をもたらすかを検証する予定だとしている。