NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)は10月6日、NVIDIAが開発した仮想コラボレーションとリアルタイムシミュレーションを実現する「NVIDIA Omniverse Enterprise」(以下、Omniverse Enterprise)や3Dアプリケーションの実行環境をクラウドで提供する「VDIクラウド for デジタルツイン」の提供を開始することを発表した。
VDIクラウド for デジタルツインでは、Omniverse Enterpriseを利用可能なStandardプランと、3DCAD、3DCG制作、ゲームエンジンの各種アプリケーションを利用できるMinimumプランを提供する。初期費用は13万4800円(税別)からで、Minimumプランは月額7万4200円(税別)から、Standardプランは16万1800円(税別)から。なお、月額費用にはネットワーク基本費用2万7000円(税別)を含む。
同サービスでは、vCPU、vGPU、メモリ、ストレージなど、必要に応じたシステムリソースを利用可能。VDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ基盤)で運用できる。必要なリソースに応じた課金となるため、PoC(Proof of Concept:概念実証)から本格的な開発基盤まで広く対応するという。
建築業界における3次元モデル作成や、製造業界でのロボット導入に向けた製造ラインシミュレーション、映像制作業界での物理法則に即したリアリティのある視覚効果などへの活用が見込める。