日立エナジーは10月5日、同社のカーボンニュートラルの実現を支援する製品・サービス・ソリューションパッケージである「EconiQTM」のコンサルティングサービスとして、エネルギーシステムやその他の産業分野におけるカーボンフットプリントの削減を支援する2つのサービスの提供を開始すると発表した。
1つは「EconiQTM Consulting(コンサルティング)」。同サービスは再生可能エネルギー、産業・データセンター、運輸などの分野において企業が業務を維持または改善しながら環境目標を達成するための戦略立案を支援する。具体的には、エネルギーシステムの管理における複雑性を解消するために、電力容量の管理と計画、セキュリティの強化、生産性の向上に関する情報に基づいた戦略的な意思決定を支援。また、顧客の目標達成を支援する日立エナジーの製品・サービス・ソリューションについても提案する。
もう1つのサービスが「EconiQTM Implementation(インプリメンテーション)」。同サービスは独自のデジタルツールと方法論、専門知識を活用し、顧客のサービスとプロジェクト活動におけるCO2換算排出量の詳細なマッピングを提供する。CO2換算排出量を把握し、排出量を減らすための最適な対策を行い、削減が難しい分については相殺することを可能にするとしている。その結果、設備のメンテナンス戦略を検討する上で、環境への影響を踏まえた持続可能な選択が可能になるとしている。