村田製作所とインターネットイニシアティブ(IIJ)は10月4日、東南アジアでのIoT(モノのインターネット)ビジネス展開において協業すると発表した。両社は東南アジアでIoTデータビジネスを計画している企業向けに、「グローバルIoTデータサービスプラットフォーム」を開発し提供する。

同プラットフォームは、村田製作所が、IIJの現地クラウド基盤を使って2021年からインドネシアで展開している交通量情報のデータ提供サービスをベースに開発するもので、データ収集から販売支援までをワンストップで提供する。

  • サービスイメージ

    サービスイメージ

具体的には、データを集めるセンサデバイスから、伝送するエッジサーバ、ネットワーク、データの蓄積・加工をするクラウドサービスまで、基盤となるシステムとその運用に加えて、収集したデータの解析、データの販売業務支援までを提供する。

  • 提供機能と支援サービス

    提供機能と支援サービス

また、現地のデータ保護法に対応したIIJグループの現地クラウドサービスにデータを格納したうえで、現地オペレータが主体となってデータビジネスの展開、販売の支援など体制づくりまでサポートしていく。2023年夏を目処に、まずインドネシア・タイ・マレーシア・ベトナムから事業を開始していく考えだ。