ServiceNow Japanは10月4日、 統合ビジネスクラウドプラットフォーム「Now Platform」の最新版「Tokyo」のリリースを発表した。

最新版では、「人」を中心にあらゆる業務が回ることを実現すると同時に、 人材育成や定着率の向上を促進する新機能によって、 企業の成功を支援する。

具体的には、従業員ポータル「Employee Center」に「Manager Hub」が追加された。同機能により、管理者は従業員に関するプロセスやリクエストを一元管理できるようになり、 管理者がリーダーとして成長することを支援するためにパーソナライズされたリソースとトレーニングを提供する。

  • 「Manager Hub」の画面

また、「ServiceNow Impact」の管理機能「Admin Center」に、Adoption Blueprintが追加された。同機能は、 管理者がインスタンスの成熟度を基にアプリケーションの推奨や、 アプリケーション権限の可視性向上、 アプリケーションの簡単なインストールと構成などを、 すべてインスタンスアプリケーション内から行えるガイド付きエクスペリエンスを備えている。

加えて、組織全体のセキュリティ体制を強化する新機能として、ServiceNow Vaultが追加された。同機能は、柔軟性のある鍵管理とデータ分類を使用してデータの匿名化を促進する。さらに、 ネイティブプラットフォームの暗号化により 機密データを保護し、 規制コンプライアンスを向上する。

そのほか、効果的なIT投資を行い、 あらゆるビジネス領域における価値の実現を加速するための新機能も追加されている。

「Environment、 Social、 and Governance(ESG)Management」では、 企業がESG目標およびKPIの設定と文書化、 パフォーマンスの追跡、 監査対応データの収集と検証、 主要ESG報告フレームワークに沿った情報開示の作成ができるように強化されている。

業務に必要となる、 物理的な資産の利用計画から廃棄までの全ライフサイクルを自動化する「Enterprise Asset Management」、サプライヤーとのやりとりをデジタルで実現する「Supplier Lifecycle Management」も追加されている。