oricon MEは10月3日、「Web会議ツール」「ビジネスチャットツール」に関する満足度調査の結果を「オリコン顧客満足度」公式サイト内で発表した。

現在、ビジネスシーンで3カ月以上かつ週1日以上Web会議ツールを利用している全国の18～69歳の男女3,545人を対象に、2022年5月14日～6月2日の期間に聴取した「Web会議ツール」の満足度調査では、「Google Meet」が、前回の総合2位から上昇し、初の総合1位を獲得した。

Google Meetは、「ツールの使いやすさ」「機能の充実さ」「音声・ビデオ機能の充実さ」「カスタマイズ設定のわかりやすさ」の4項目で構成された評価項目別ランキング、ツールの選定関与や導入決定・管理を行っている人を対象にしたユーザー別「導入決定・管理ユーザー」ランキング、そして「導入のしやすさ」「セキュリティ対策」「コストパフォーマンス」「アフターサービス」の4項目で構成された導入決定・管理ユーザー評価項目ランキング全てで、1位を獲得するという結果になっているという。

2020年の同調査開始以来、総合1位のサービスによる全項目1位獲得は初とのことだ。

2位以下のWeb会議ツールランキングは以下の通り。

  • Web会議ツール総合ランキング　引用：2022年オリコン顧客満足度調査

また、ビジネスシーンで3カ月以上かつ週3日以上ビジネスチャットツールを利用している全国の18～69歳の男女4,394人を対象に、5月14日～5月30日の期間に聴取した「ビジネスチャットツール」の満足度調査では、「Google Chat」が2年連続の総合1位を獲得するという結果になった。

Google Chatは、評価項目別「ツールの使いやすさ」「機能の充実さ」「カスタマイズ設定のわかりやすさ」の全3項目のほか、導入企業規模別「大企業」「中小企業」、業種別「卸売・小売」「サービス」、職種別「営業」「事務」「接客・販売」でも1位に輝いているという。ユーザー別「導入決定・管理ユーザー」ランキングでは、同ランキング中で最も高い79.3点で1位の評価を得ているとのこと。

2位以下のビジネスチャットツールは以下の通り。

  • ビジネスチャットツール総合ランキング　引用：2022年オリコン顧客満足度調査

今回、Web会議ツールのGoogle Meet、ビジネスチャットツールのGoogle Chatとあわせて、Googleのコミュニケーションツールがともに総合1位を獲得した。この結果は、2020年10月の両ランキング調査開始以来、同一企業のサービスによる初の2冠達成となった。

なお、総合2位にランクインした「Slack」は、導入企業規模別「中堅企業」部門で初の1位、また業種別「IT」、職種別「エンジニア」部門で2年連続の1位となっているほか、総合3位の「Chatwork」は、業種別「製造・物流」部門で2年連続の1位に。また総合4位の「LINE WORKS」は、業種別「医療・介護」部門で初の1位となったという。