米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は9月30日(米国時間)、「Mozilla Releases Security Update for Thunderbird|CISA」において、Mozilla Thunderbirdに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Mozilla Thunderbird version 102.3.1よりも前のバージョン
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Mozilla Thunderbird version 102.3.1
修正対象となった脆弱性のうち、深刻度が高いものは次のとおり。
- [重要]CVE-2022-39249: ThunderbirdにバンドルされているMatrix SDKに存在する悪意のあるサーバ管理者によるなりすまし攻撃の脆弱性
- [重要]CVE-2022-39250: ThunderbirdにバンドルされているMatrix SDKに存在するデバイス検証攻撃の脆弱性
- [重要]CVE-2022-39251: ThunderbirdにバンドルされているMatrix SDKに存在するなりすまし攻撃の脆弱性
Thunderbirdに深刻度が重要の脆弱性が存在しており注意が必要。Thunderbirdはメニューから「About Thunderbird」を選択することでバージョンを確認することができる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってThunderbirdを再起動することでバージョンアップが適用される。