ニコンは9月29日、従業員の年収水準を引き上げることを決定したと発表した。これにより、従業員の年収水準が現行制度比で平均約3%、1人当たり最大約20%増加する。
具体的には、今年10月から、全従業員を対象に、好業績時における業績連動型の賞与水準を引き上げる。また、課長以上の役職者おひょび特に高度な専門性を持つ人材を対象に、賃金を引き上げるとともに個人の成果に応じた賞与のメリハリを拡大する。
加えて、2023年4月以降入社者を対象に、新卒初任給を引き上げる。これに伴い、今年7月から、入社6年目までの従業員の賃金を最大で月額2万円引き上げたという。
これらの施策により、今年度の通期営業利益が見通しの550億円3となった場合は、従業員の年収水準が現行制度比で平均約3%、一人あたり最大約20%増加することになるとしている。