TISインテックグループのTISは9月28日、企業へのアジャイルの導入や定着を支援する「アジャイルPMOサービス」について、開発プロセスの高速化と迅速なリリースの実現を支援する新メニューとして「DevOps伴走支援」を追加したことを発表した。

アジャイルPMOサービスは、デジタル技術やデータを活用してサービスや業務、組織を変革することを支援するサービス。企業全体にアジャイルを導入・定着する際に必要となるマインドセット、プロセス、エンジニアリングプラクティスを、TISが持つ知見やSAFe(Scaled Agile Framework)のコンテンツにより提供する。

  • アジャイルPMOサービスメニュー

    アジャイルPMOサービスメニュー

今回メニューとして追加したDevOps伴走支援では、クラウドサービス・アーキテクチャの提案からDevOps環境構築、環境の運用担当者への引継ぎ、定着まで支援するという。特定の製品やツールに依存せず、各社の状況に合わせた構成での提案が可能とのことだ。

  • AWS Cloudを利用したDevOps環境の例

    AWS Cloudを利用したDevOps環境の例

TISはまた、「アジャイル教育支援」の新メニューとして、アプリケーションエンジニア向けの技術教育である「クラウドネイティブ人材育成」も追加した。クラウドネイティブ人材育成では、クラウドの全体像の理解などのクラウド基礎研修からCI(Continuous Integration:継続的インテグレーション)/CD(Continuous Delivery:継続的デリバリー)、コンテナ技術、サーバレスレスアーキテクチャ、セキュアコーティングなど、さまざまな水準に応じたトレーニングを提供する。

利用者の要望に応じて、DevOps伴走支援とクラウドネイティブ人材育成の両サービスを組み合わた提供も可能とのこと。これにより、TISによるDevOps環境の提供と並行して、その環境を維持および改善できる人材の育成も見込めるという。

  • サービス提供例

    サービス提供例