Malwarebytesは9月26日(米国時間)、「Windows 11 pulls ahead of Windows 10 in anti-phishing stakes」において、Windows 11のフィッシング対策はWindows 10を上回っていると伝えた。Windowsユーザ向けに新たなセキュリティ機能の追加や変更が行われているが、それら機能を最大限に活用するにはWindows 11を利用する必要があると説明されている。
Windowsには、さまざまなフィッシング対策機能が追加されている。例えば、SmartScreenと呼ばれるフィッシング詐欺やマルウェアWebサイトに対してMicrosoft Edgeのセキュリティを保護する機能が提供されている。この機能はWindows 10およびWindows 11で利用することが可能となっている。
Windows 11においてもフィッシング対策が強化され、ユーザーが任意のアプリやサイトにパスワードを入力すると自動的に検出されるようになっている。Webサイトやアプリが信頼できるWebサイトに安全に接続されているかどうかをリアルタイムに把握し、潜在的な危険を前もってユーザーに通知するとともに、フィッシング攻撃がブロックされると他のユーザーにも情報を拡散するという。
その他、メモ帳などにパスワードを入力しているユーザーに対して、警告を通知するポップアップを表示する機能も導入されている。
Malwarebytesはこれらカスタムメイドのフィッシング対策をWindows 11のユーザーは利用できるが、Windows 10のユーザーは利用できないと指摘。Windows 11には最新のセキュリティ対策機能が組み込まれ、Windows 10には追加されないと予想している。Windows 10のサポート終了が近づくにつれ、時間の経過とともにその差はさらに広まる可能性があると伝えている。