クラウド録画サービスを提供するセーフィーは9月28日、エッジAIカメラ「Safie One(セーフィー ワン)」の販売を開始した。
「Safie One」はカメラにQualcomm Technologies, Inc.の「Qualcomm AI Engine」を実装した「Qualcomm QCS410 SoC」を搭載。本体での画像分析技術に加えて同社のアプリケーション群「AI-App」により、小売り・飲食・サービス・商業施設などで立入り数や通過人数をリアルタイムに解析し、数字のカウントや通知などを行える。サービスはエッジAIカメラに「AI-App」をインストールして活用、1台のカメラで複数のアプリケーションの運用が可能で、利用目的に合わせた多様な使い方に対応する。
同社では今回、アプリケーションの第一弾として小売・飲食店舗向けに「Store People Detection Pack(ストア ピープル ディテクション パック)」をリリース、「立ち入り検知」「通過人数カウント」「立ち入りカウント」などの機能を提供し来店人数や混雑具合の見える化を支援する。
「Safie One」は、同社にとって初のエッジAIカメラサービスとなる。8月の発表以来、小売、飲食、商業施設など複数の業種業態を対象に実証実験を行いその精度を高めてきたが、今後は更に対象を広げ、小売業ではコンビニエンスストア、家電量販店、書店、飲食業ではファミリーレストラン、サービス業では学習塾、カラオケボックス、マンガ喫茶などで実証実験を行いながら利用できるサービス拡充を目指す。「Safie One」は税込で本体価格が41,800円、月額利用料が1,320円からとなる。