クリエイターワークス研究所は、9月28日、現在第一線で活躍中のWebデザイナー、Webディレクター、コーダー/エンジニア、映像・動画編集クリエイター、UI/UXデザイナーなどのデジタル系クリエイター411名を対象に、4月18日~5月18日の期間で実施した仕事のやりがい、大切にしている信念についてアンケート調査の結果を発表した。
デジタル系クリエイターは、クリエイティブワークを通して「自分の成長を感じること」「仕事の成果を認められること」に強くやりがいを感じている人が多いということがわかったという。一方で、Web制作の現場では、WebディレクターやWebデザイナー、コーダー/エンジニアなどさまざまな職種のメンバーとチームで動くことが多く票が集まるかと予想されていた「チームで仕事ができること」という回答は24.0%にとどまり、個人的な視点でやりがいを感じていることが多いという結果になったという。
Webデザイナーとして大切にしていることや信念について聞いた調査では、デザイナーとしての視点から、「機能性」「美しさ」「余白」「道具に使われない」というキーワードが多く上がる結果に。また加えて、「法令遵守」やクライアントとの関わり方に信念を持っているWebデザイナーも同じく多いことがわかったという。
Webディレクターについて同様の質問をすると、「楽しく仕事する」「楽しむこと」「人を大切にすること」などポジティブなワードが多く並ぶ結果になったという。しかし、その一方で、「仲間をリソースとして見ない」「御用聞きや伝書鳩に成り下がらない」といった戒めとも捉えることができる言葉も多く、プロジェクトの中でも要となるWebディレクターポジションだからこそ、責任感のあるフレーズが多く集まる結果になっているという。
コーダー/エンジニアについては、「顧客の要望の先読み・深読み」「Webを通して楽しさや驚きを感じてもらう」ことを信念として、「制作物の貢献度」を意識しているコーダー/エンジニアが多いという結果になったという。
また、デジタル系クリエイターの仕事全体の満足度としては「満足・やや満足」が71.7%と比較的高い結果になっているという。