NECは9月26日、ローカル5Gの利用に必要な免許の取得や機器設定が完了したシステム一式をサービスとして提供する「ローカル5G可搬型トライアルパック」を発表した。2022年10月1日より同サービスの提供を開始する。
同サービスは、小規模ネットワーク向けのローカル5G基地局「UNIVERGE RV1000シリーズ」、5Gコア、アンテナ、5G端末など、ローカル5Gの利用に必要なシステム一式を可搬型で提供するものだ。WAN回線は同社でLTE回線(SIM含む)を準備し、5Gコアと接続する回線を提供する。
具体的には、同社にてシステム構築完了後に、顧客サイトへ機器を送付し、現地調整を行ってシステム一式を引き渡す。サービス利用者は、設置や撤去の工事を行わずにローカル5Gシステムを利用してPoC(概念検証)や実証実験などを実施できる。利用料金(税別)は、3カ月間で490万円(同サービスの構成品一式および設定・現地設置費を含む)。
3カ月以上利用する場合は、希望の利用期間に応じた個別見積もりとなる。また、端末の台数追加、アンテナ種別変更など、個別の構成カスタマイズについては別途見積もりとなる。