SAPジャパンは9月26日、同社の人事関連サービスをソフトウェアスイートとして提供する「SAP SuccessFactors HXM(Human Experience Management) Suite」から、新たに「Skills ontology」「Growth portfolio」「Dynamic teams」の3つの機能を提供すると発表した。各機能は2022年の第4四半期より、早期導入企業から提供が開始される。

Skills ontologyは機械学習を用いて、従業員の役割、担当、経験、成果を基にスキルを自動的に特定し、組織のスキルの全体像をグローバルな規模で可視化する機能だ。

Growth portfolioは、従業員の個性を集約したライブラリーとなる。スキル、強みだけではなく、ワークスタイル、成長意欲、キャリア目標などから、従業員の個性全体を表すモデルを作成し管理できる。

Dynamic teamsは、従来の組織階層に縛られないチームによる成果の達成を支援する機能だ。目標評価管理ソリューション「SAP SuccessFactors Performance & Goals」に含まれるOKR(Objectives and Key Results:目標と成果指標)を活用して、進捗の追跡や達成度の測定を行うことができる。また、Dynamic teamsでは、「従業員が何を知っているか」に基づいて、最適なメンバーのマッチングも行える。

加えて、2022年の第4四半期からは「SAP SuccessFactors」のすべてのユーザーは、公開プロファイルで選択した名前とジェンダー代名詞(they/he/sheなど)を示すことができるようになった。