Mozillaは9月20日(米国時間)、「Firefox 105.0, See All New Features, Updates and Fixes」において、Webブラウザ「Firefox」の最新版となる「Firefox 105.0」をWindows、Mac、およびLinux向けにリリースしたことをアナウンスした。このリリースでは、メモリ不足の状況に陥った場合の安定性が大幅に向上したほか、機能追加と既知の問題の修正が行われている。また、さまざまなセキュリティ修正も含まれるため、できるだけ早くアップデートすることが推奨されている。
Firefox 105.0における主な修正内容としては、以下が挙げられている。
- Firefox がメモリ不足の状況に陥った場合の処理を改善され、Windowsにおける安定性が大幅に向上した
- Linuxでメモリ不足の状況に陥った場合には、システムの残りの部分の処理をより効率的に実行できるようになった
- macOSにおけるタッチパッドのスクロールが改善された
新たに追加された機能としては、以下が挙げられている。
- 印刷プレビューダイアログで、現在のページのみを印刷するオプションが追加された
- サードパーティのコンテキストでパーティション化されたService Workerをサポートするようになった
- Windowsでのスワイプによるナビゲートが有効になった
- performance.markFirefoxが、User Timing L3仕様に準拠するようになった
- 個々のアイテムの大きなリストを検索する際の速度が2倍に向上した
Firefox 105.0は次のページよりダウンロードできる。
なおFirefox 105.0は、デスクトップ版と並んでiOSおよびAndroid向けにもリリースされている。iOS版ではレイアウトとホームページが改善されており、Android版ではUIが変更されOSのデフォルトフォントが使用されるようになっている。それぞれ、App StoreおよびGoogle Play Storeよりインストールできる。