Microsoftは9月19日(米国時間)、「Microsoft Defender for Endpoint is now available on Android company-owned personally enabled devices」において、企業向けエンドポイント保護ソリューション「Microsoft Defender for Endpoint」が、Android Enterpriseの「会社所有の個人利用(COPE: Company-Owned Personally Enabled)デバイスでも利用できるようになったとアナウンスした。
Android Enterpriseは、企業が安全にAndroidデバイスを利用できるようにするために、Googleが提供している端末管理の仕組み。Android Enterpriseで利用可能なCOPEテクノロジーは、コンテナの仕組みを利用して複数のプロファイルを定義し、個人用と仕事用で利用するデータやアプリケーションの分離を可能にする。管理者は、仕事用プロファイル内でデバイスの完全な管理を行える一方で、個人用プロファイルに対するアクセスは制限されているため、従業員のプライバシーは守られる。
これまでもAndroid Enterpriseの完全管理モードやデバイス管理者モード、および未登録のモバイルアプリケーション管理(MAM)デバイスではMicrosoft Defender for Endpointを利用できたが、COPEデバイスのサポートはそれに追加されるものだという。
このリリースによって、Android Enterprise COPEデバイスでも、フィッシング対策やWeb保護、マルウェアスキャン、ネットワーク保護(プレビュー)といった、Androidデバイス用に提供されているDefender for Endpointの全てのエンドポイント保護機能が利用できるとのことだ。
AndroidデバイスにMicrosoft Defender for Endpointを展開する方法は、Microsoftの次のサポートドキュメントにまとめられている。