フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は2022年9月20日、「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|国税庁をかたるフィッシング (2022/09/20)」において、国税庁を偽るフィッシングの報告を受けていると伝えた。

メールの件名としては、以下が確認されており注意が必要(下記以外の件名が使われている可能性もある)。

  • 税務署からのお知らせ【申告に関するお知らせ】

確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。

  • https://nta-●●●●.com/

報告されている詳細内容は次のとおり。

  • 国税庁からe-Taxを使い出すための最初の数ステップを説明したメールが送られてくる。リンク先はフィッシング詐欺サイトになっており、アカウント上納の窃取およびクレジットカード情報の窃取が行われる。
  • 2022年09月20日の時点で、フィッシングサイトは稼働している。
  • フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|国税庁をかたるフィッシング (2022/09/20)

    フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|国税庁をかたるフィッシング (2022/09/20)

本件に関しては国税庁も「不審なショートメッセージやメールにご注意ください」において注意を促している。また、以前も同じように国税庁を騙ったフィッシング詐欺が観測されており注意が必要。

フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。