The Hacker Newsは9月19日(米国時間)、「Rockstar Games Confirms Hacker Stole Early Grand Theft Auto VI Footage」において、アメリカの大手ゲームメーカーであるRockstar Gamesのネットワークが侵害され、同社が開発中のアクションゲーム「Grand Theft Auto Ⅵ(グランドセフトオートVI:GTA6)」の初期映像が不正にダウンロードされたと伝えた。本稿時点では、ゲームのライブサービスに支障を来しておらず、進行中のプロジェクトの開発に長期的な影響を及ぼすことはないとされている。
Rockstar Gamesは第三者によって同社のシステムから機密情報にアクセスされたと伝えているが、窃取されたデータにゲーム映像以外のデータが含まれていたかどうかについては明らかにされていない。アクセスされたデータにはGTA6内のクリップ映像が約90本含まれており、「teapotuberhacker」という名前のユーザーによってGTAForumsに流出されている(参考「GTA 6 (Americas) leak - 90+ .mp4 footage/videos - GTA VI - GTAForums」)。
このユーザーはUberのデータ流出にも関与しているとされており、「Tea Pot」という名前で活動し、18歳のティーンエイジャーと見られている。クリップ映像がアップされた同フォーラムにて、これらのデータはSlackからダウンロードされたものであるとteapotuberhackerは述べている。
また、同ユーザーの最終的な目的はRockstar Gamesと交渉することにあるとされており、もしRockstar Gamesがお金が支払わない場合はさらに窃取した情報をリークすると海外の匿名掲示板に投稿している(参考「/v/ - GTA 6 (Americas) Leak - Video Games - 4chan」)。