勤怠管理システム、駐車場・駐輪場システムの開発を行うアマノと自律移動ロボット開発ベンチャー企業Preferred Robotics(以下略、PFRobotics)は9月20日、AIを活用した自律移動型小型床洗浄ロボット「HAPiiBOT(ハピボット)」を10月1日より販売開始することを発表した。販売価格は3,200,000円(税別)。

「HAPiiBOT」(公式Webサイト)

共同開発された「HAPiiBOT」は、AIを活用した自己位置認識、画像セグメンテーション技術を搭載。人と障害物を正確に認識、フロアマットや防犯ネット他、障害物を回避するとともに対人では一時停止し、自律的に床面の自動洗浄を行う。550×1220×940mmとコンパクトサイズで通路の狭い店舗でも運用が可能な他、壁際15センチまで清掃が可能。ロボットの走行ルート設定には、走行ルートや作業内容を学習させ自動運転させる「ティーチング方式」と清掃対象エリアの外周を登録し、AIが自動でルートを作成する「マッピング方式」の2つから選択できる。

  • 「HAPiiBOT」(公式Webサイト)

    「HAPiiBOT」(同社資料より)

専用クラウドサービス「AMANO Robot Cloud」も用意されており、クラウド上でロボットの稼働状況の確認や清掃ルートの変更が可能な他、清掃完了やアラート情報などをメールで通知する。機体は連続2時間の洗浄作業が可能で、深夜や早朝の自動清掃作業などでの効果的活用が期待できる。

PFRoboticsは、AI開発企業Preferred Networksが自律移動ロボット開発のために2021年11月に設立した企業で、アマノは設立と同時に資本業務提携を行うなど関係を深めてきた。今回共同で「HAPiiBOT」を開発、PFRoboticsにとっては初の製品となる。