東芝テックとRetail AIは9月16日、「新時代のお買い物体験を生み出し、流通の仕組みを革新する」という将来展望のもと、流通・小売業が直面する課題解決に向けた共同プロジェクトを開始したことを発表した。

同プロジェクトでは、東芝テックが開発を推進するクラウドベースのグローバルリテールプラットフォーム「ELERA(エレラ)」とRetail AIが提供する決済機能付きのスマートショッピングカートを連携させた、小売業界向けの新たなソリューション提供を計画している。

  • Retail AIのスマートショッピングカート

    Retail AIのスマートショッピングカート

都柴テックは今後、ELERAでマイクロサービスを提供するほか、パートナー企業とAPI連携を行い、店内だけではなく、店外、バックヤード、サイバーとフィジカルをつなぐさまざまなサービス群をラインアップする予定でいる。

  • 東芝テックが開発を進める「ELERA」のイメージ

    東芝テックが開発を進める「ELERA」のイメージ

両者はELERA上でRetail AIのスマートショッピングカートを稼働するにあたり、小売業の企業数社との実証実験を行い、2023年春以降のサービス開始を目指すという。