The Vergeは9月12日(米国時間)、「Google’s next Pixelbook Chromebook is canceled」において、Googleが自社製ノートPC「Chromebook」の次期モデル「Pixelbook」の開発を中止し、開発チームも解散したと伝えた。
PixelbookはGoogleが自社開発しているChromebookデバイスであり、2023年の発売を目指して次期モデルの開発が進められていた。この開発プロジェクトの中止と開発チームの解散は、同社が近年進めているコスト削減措置の一環だという。
The Vergeによると、Googleでは数カ月前まではPixelbookの開発を継続する計画を持っていたという。しかしCEOのSundar Pichai氏は2022年7月に、昨今の経済情勢を考慮して、一部のプロジェクトの統合や廃止による合理化を進める方針を明らかにしていたと伝えている。残念ながらPixelbookとその開発チームは、その合理化の対象になったようだ。Pixelbookチームのメンバーは、すでに社内の別のセクションに異動したとのことだ。
Chromebookが最初に発売されたのは2017年10月のことであり、他のChromebookと異なって、1,000ドルを超えるハイエンドなポータブルデバイスとして市場に投入された。その後、2019年10月にはPixelbookと同等のパフォーマンスを持ち、タッチスクリーンも搭載したPixelbook Goが発売されたが、その一方で2020年にはオリジナルのPixelbookの全モデルの販売が終了されている。次期モデルは2023年の発売を目指して開発が進められていた。なお、現行のPixelbook Goの販売は引き続き行われるとのことだ。