TISインテックグループのアグレックスは9月13日、匿名・仮名加工支援ソリューション「フリーテキストマスキング」について、機能強化を実施し、高速処理やインタフェース拡張に対応したバージョンアップ版(以下、v2.0)の提供を開始することを発表した。
フリーテキストマスキングは、文章内に含まれる個人情報や機微情報を検出し、それらをマスキングされた文字列に変換して個人が特定できないように情報を加工するソリューション。個人情報を含む可能性がある文章の中から氏名や住所、電話番号、クレジットカード番号、メールアドレスなどの個人情報を機械的に判定してマスキングする。
今回アップデートしたv2.0では応対履歴や音声認識テキストのマスキングに加え、履歴書やアンケートなどにも対応するため、データの処理スピードアップ、インタフェース拡張、フォルダ一括マスキング、GUI(Graphical User Interface)の導入などを施した。
処理の速度も高速化しており、同社の従来版と比較して最大で20倍の速度での処理を可能にしているという。その他、テキストファイルだけでなく、WordまたはExcelの帳票ファイル形式にも対応することで、履歴書や職務経歴書、アンケートへのマスキングが可能となっている。
今回、データベース連携機能を追加しており、データベースからのデータ取得や登録の手間を省いてシームレスな処理を可能としたという。また、API(Application Programming Interface)連携機能を追加し、他システムからのパラメータとデータ連携に対応してそれらを反映したマスキング処理結果を得られるようになったとのこと。