東芝デバイス&ストレージは9月12日、同社グループのジャパンセミコンダクター岩手事業所において、動力施設の点検時に停電が発生したことを発表した。

9月12日16時時点で同社は生産中であった製品の状況について現在確認中としているほか、製造装置自体の被害はなく、生産再開に向けた装置の立ち上げを順次再開しており、9月17日の全面再開を目指すとしている。

同社では引き続き、製品の安定供給に向けた取り組みを進めていくとしており、停電による影響などについての第2報を9月14日に公表する予定としている。

なお同社は2016年に岩手東芝エレクトロニクスと東芝大分工場の一部が統合して誕生した半導体メーカー。岩手事業所で8インチ、大分事業所で6インチならびに8インチでの半導体製造を行っており、アナログ半導体を中心にマイコン、ASIC、リニアイメージセンサなどを手掛けるほか、ファウンドリサービスも提供している。