NECは9月9日、ネットワーク機器の真正性の確保とセキュリティ脅威の可視化を目的とした新製品として「NECサプライチェーンセキュリティマネジメント for ネットワーク」の提供を発表した。

同製品では、工場出荷時の証跡情報や、脆弱性情報、ログイン情報、設定変更などのセキュリティ関連情報を収集・分析して、メーカーが設計・製造した状態からネットワーク機器に意図しない改変が行われていないかどうか確認・管理することができる。これにより、機器の出荷時に加えて、ネットワークシステムの構築および運用時までを対象に機器の真正性を管理し、機器に生じるリスクの可視化や一元管理が可能となる。

  • 「NECサプライチェーンセキュリティマネジメント for ネットワーク」の仕組み

    「NECサプライチェーンセキュリティマネジメント for ネットワーク」の仕組み

2022年9月16日から同製品のソフトウェア版の発売を開始する。価格(税別)は年額70万円からとなる。なお、同製品のSaaS(Software as a Service)版を2023年度に発売する予定だ。

同製品の管理対象機器は、NECから提供するシスコシステムズのネットワーク機器となり、対象機器を順次拡大していくという。