NECと米Mavenir Systems(マベニア)は9月8日、フランスの通信事業者であるOrange(オレンジ)の5Gスタンドアローン検証ネットワークにOpen RANを構築する実証実験を行ったことを発表した。
同実証では、オレンジの検証ネットワークを構成するクラウド基盤に、マベニアのOpen vRANソフトウェアを導入し、NECのMassive MIMOアクティブアンテナユニット(AAU)を搭載した基地局装置の無線機(RU)を使用して、大容量通信かつ幅広いカバレッジが可能なことを確認した。
実証で使用したRUは、仮想化親局など他の機器と「O-RAN Alliance」により策定されたオープンインターフェースで接続されており、マルチベンダーの機器を用いたOpen RAN構築を簡素化するという。