三井デザインテックとmonoAI technologyは9月7日、オフィス、自宅、シェアオフィスに次ぐ「第4の働く場」として、メタバース(バーチャル空間)を活用した新たな働き方の可能性を検証する実証実験を三井デザインテック本社オフィスで開始したことを発表した。
新型コロナウイルス感染症の流行などを背景としてテレワークやリモートワークが定着し、柔軟な働き方が可能となった一方で、従来のオフィス空間で行われていたコミュニケーションが減少したために新たな課題も顕在化しつつある。
そこで、両社は今回の実証実験において、今後のメタバースの定着を見据えて、バーチャル空間におけるコミュニケーションがどのようなシチュエーションや目的において高い効果と満足度を得られるのかといった検証に取り組むという。特に、三井デザインテックがこれまでのABW(Activity Based Working)の研究を基に定めた働く場における10種類の活動「10のアクティビティ」に沿って効果を検証する
働く場におけるリフレッシュの検証では、都心のリアルオフィスでは実現が難しい高天井や、たき火の揺らぎ、雪景色といった空間を三井デザインテックが設計し、それをmonoAI technologyの技術でバーチャル空間に創出する。
これまでに、リフレッシュ空間の中では体験者が一定の没入感や心の安らぎを得られることが確認できており、今後はより効果の高いバーチャル空間とするべく、さらなる検討を進めるとのことだ。