SB C&Sは9月7日、本格的なSaaS市場の拡大に対応するため、SaaS専任チーム「Cloud Service Concierge」を発足したことを発表した。

「Cloud Service Concierge」は、従来のオペレーションやパートナー企業に対するマーケティング機能に加え、SaaSベンダー企業との新規取引を促進する機能やエンドユーザー企業に対するマーケティング、セールスおよびカスタマーサクセス機能を拡充し、SaaSビジネスを推進する。

新たに追加された組織機能により、SaaSベンダー企業においては、「SaaSのビジネスモデルに合わせた体制」でSB C&Sが有する全国1万2,000社以上、4万3,000拠点以上のパートナー企業を通じた全国の販売ネットワークで各種サービスを拡販できる。パートナー企業においては、最新のSaaS製品に精通した専任チームによる販売やマーケティング支援の下、SaaSビジネスを推進できる。

今秋以降には、同社が取り扱うSaaSベンダー企業と製品の紹介、相談窓口およびトライアルへの申し込みなど、エンドユーザー企業向けの各種情報を集約した専用サイトの開設を予定している。さらに、ソフトバンクのグループのアイティメディアや「ITreview」を運営する子会社のアイティクラウドと連携して、デジタルマーケティングのさらなる強化を予定しているという。

SB C&Sは、「Cloud Service Concierge」の活動を通じて、SaaSベンダー企業やパートナー企業とともにSaaSの普及を後押しし、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献していく方針だという。