エクサウィザーズは9月7日、地域企業の事業承継などに関する情報をAI(Artificial Intelligence:人工知能)を活用して検索できる新サービス「exaBase 企業検索 for 地銀」を発表した。法人事業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速したいと考える地域金融機関向けに、10月1日から随時提供を開始する。

  • 「exaBase企業検索 for 地銀」のサービス概要

    「exaBase企業検索 for 地銀」のサービス概要

同サービスは、地域の金融機関が独自に保有する企業データと、エクサウィザーズが収集した全国450万法人のデータなどを掛け合わせて分析することで、金融機関が地域企業の事業承継の相手先を見つけたり、事業機会を可視化したりできる情報プラットフォームだ。SaaS(Software as a Service)モデルおよびオンプレミス型で提供する。

同サービスを利用することで、各行が保有する、業種や事業内容などの地域企業の特徴や経営者の情報と、エクサウィザーズの「exaBase 企業検索」が持つ全国の企業情報を組み合わせて、事業承継のニーズの予測や、M&Aによってシナジーの創出が見込める企業ペアの抽出などが可能になるという。

  • 提供する企業情報の例

    提供する企業情報の例

そのほか、地域企業の新たな事業機会となり得る成長産業について、Webで取得可能な行政文書や業界ニュース、金融機関が保有している情報などに基づく情報整理にも対応する。地域企業が持つ製品や技術と関係性や事業展開の可能性などを可視化するとのことだ。