Android Policeは9月5日、「More people now use iPhones than Android phones in the US」において、2022年6月に米国でiPhoneのシェアが50%を超え、Android搭載スマートフォンの合算値を超えたという調査結果を伝えた。

iPhoneが最初に発売されたのは2007年、Androidは2008年であり、2010年にAndroid搭載スマートフォンのシェアがiPhoneを追い越した。iPhoneがAndroidからシェア1位を取り戻すのはそれ以来初のこととなる。

リサーチ会社Counterpoint Researchが、これまでに米国内で販売されたスマートフォンのうちで現在も使用されている台数を調査したところ、2022年第2四半期(4〜6月)にiPhoneが50%を超えて首位に躍り出たことが分かったという。Androidを搭載したスマートフォンは約150種類あるとされているが、その合算値をiPhoneが初めて上回ったことになる。

同社の調査では、2019年時点ではiPhoneのシェアは約35%に止まっており、3年間で15%も上昇している。米国以外の先進国でも同様の傾向が続く可能性があると見られている。

iPhoneの有力な対抗馬であるGoogle製端末のPixelは、2021年10月にPixel 6が、2022年7月にPixel 6aが発売されている。Android Policeによると、2022年第2四半期に出荷されたPixelスマートフォンは800,000台で、2021年同期の200,000台から大きく伸びているという。ハイエンド端末としては比較的手頃な価格で販売されているPixel 6aは、この成長を後押しする可能性がある。

ただし、販売台数に関する調査結果ではトップ5はすべてiPhoneモデルであることも取り上げられている。iPhone 14シリーズの発売も間近に控えており、これがシェア争いのどのように影響してくるのかは注目するべきポイントと言えるだろう。