クアルトリクスは9月6日、新しい働き方への従業員のニーズや期待に関する調査「柔軟な働き方に求めるもの」を公開した。同調査は、日本在住のフルタイムまたはパートタイムで働く18歳以上の回答者1,201人を対象としており、週休3日制に関連する質問は、正社員のみ合計1,020人が回答している。

今回、回答者の6割以上が、週休3日制はワークライフバランスやメンタル面でのウェルビーイングを改善できると回答した。しかし、回答者の62%は、週休3日制を採用した場合、失われた時間を取り戻すために、より長い時間と日数働く必要があるのではないかとの懸念を抱いていることもわかった。

週休3日制によって顧客や取引先に不満を抱かせる可能性、会社の売上や収益目標にマイナスの影響が出ることを懸念する回答者もそれぞれ57%と56%と、無視できない数字となっている。

また、回答者の75%は週休3日制を導入すること自体には前向きに捉えているものの、日本在住の勤労者の63%が、働く場所や時間を選択できる柔軟な働き方に対する要望が、週休3日制よりも強いことが判明したという。

  • 週休3日制のメリットとデメリット 資料:クアルトリクス