Windows Latestは9月5日、「Windows 11 "Moment 1", "Moment 2" are the next major updates with new features」において、Windows 11の新しいアップデートプロセスである「Momentアップデート」について、新たな痕跡が発見されたと伝えている。
Microsoftは現在、Windows 11について1年に1回のメジャーアップデートを行うリリースサイクルを採用している。Windows 11の次期バージョンであるWindows 11 バージョン22H2以降ではこれに加えて、よりも短いサイクルで小さなアップデートを継続的に提供する「Moment」と呼ばれるプロセスを導入する計画があるという。
Momentは従来の更新プログラムとは異なり、メンテナンスの規模に止まらない新機能の追加や大規模な変更も含まれることになるという。現時点では、Momentに関してMicrosoftから正式は発表は行われていないが、Windows Latestは、最初のMomentアップデートとなる「Moment 1」はWindows 11 22H2の正式リリースからそれほど時間を置かずに提供される可能性が高いと伝えている。
Moment 1では、エクスプローラーに対してタブや新しいサイドバーが追加されるほか、アプリでのテキスト選択に対して次のアクションを提示する「推奨アクション」と呼ばれる機能の追加なども予定されている。内部的なビルド番号としては、22H2が「ビルド22621」であり、Moment 1として追加される機能は「ビルド228xx」としてテストされていることが知られている。
さらに最近、2番目のMomentアップデートとなる「Moment 2」と思われる痕跡が発見されたという。これはPowerShellのGitHubリポジトリへの投稿で、対象のOSバージョンが「ビルド22940」となっているというものである。
Windows 11 22H2の公式なリリース日はまだ明らかになっていないが、2022年9月20日頃が濃厚だと言われている。その後、Moment 1は10月の第1週に、Moment 2は2023年にリリースされる見込みだという。なお、Windows 11 22H2は「Windows 11 2022 Update」という名称でリリースされる可能性もある。