長谷工コーポレーションとスマートロボティクスは9月5日、マンション建設現場向けの自動清掃ロボット「HRXスイーパーS HIPPO」の共同開発を発表した。

  • 「HRXスイーパーS HIPPO」が清掃をしている様子

    「HRXスイーパーS HIPPO」が清掃をしている様子

同ロボットは、建設現場で排出されるコンクリート片や釘、粉塵、木片などの廃棄物の捕集を目的に開発された。ブラシで廃棄物を掃き取る方式を採用しているため、さまざまな形状の廃棄物に対応可能で、落下回避機能、自動停止機能を搭載している。

小型で軽量な清掃ロボットをコンセプトとしており、サイズは幅:63センチメートル、高さ:39センチメートル、奥行:103センチメートルとなる。本体重量は28キログラム。本体に設置された取っ手でスーツケースのように持ち運ぶことも可能だ。

  • 本体備え付けの取っ手で持ち運ぶ様子

    本体備え付けの取っ手で持ち運ぶ様子

また、フィルターレスなので目詰まりが発生しないうえ、廃棄物を収集するゴミ袋に土嚢袋を利用できるため専用のゴミパックなどを用意する必要もない。

2022年7月より、実際のマンション建設現場にて同ロボットの試作機の運用を開始しており、同年9月頃から本格的な運用検証を進める予定だという。