富士通は9月5日、スマートフォンやPCをオフィスの固定電話のように使用できるIP-PBXシステム「Fujitsu テレフォニーソリューション ソフトウェアPBX」(以下、ソフトウェアPBX)の提供を開始すると発表した。

これまではオフィスに設置した固定電話で行っていた、顧客や取引先、従業員同士のコミュニケーションを従業員のスマートフォンやPCを使って行えるようになるため、自宅やサテライトオフィスを利用した多様な働き方を支援するとのことだ。

ソフトウェアPBXを利用することで、オフィスの外線代表電話への着信の際には社外にいる従業員でも電話を受けられるようになり、場所にかかわらず電話応対や取次ぎが可能となる。また、夜間や対応時間外においては、電話に出られない旨の音声通知や緊急時の連絡先通知などの自動応答も同サービスの設定により可能となる。

ソフトウェアPBXは今後、Microsoft Teamsなどのビジネスコミュニケーションツールとの連携機能を追加する予定だという。これにより、外線代表電話への着信をMicrosoft Teamsを利用している端末へ転送する対応も可能になるようだ。

なお、すでに同社の「Fujitsu Network LEGEND-Vシリーズ」を利用中のユーザー企業は、電話機やPHSなどの既存設備をそのまま活用しながら段階的に新システムへの移行ができるため、低いコストで電話設備を更新可能とのことだ。